探偵や興信所は過去・昔の浮気を調査することはできるのか?

探偵や興信所の浮気調査というのは、今現在行われている浮気を調べるのが普通ですし、足を運ぶほとんどの方が「パートナーの今の行動が怪しい」と感じて相談しにきます。

しかし中には、「過去の浮気について調べてほしい!」という依頼があるのも事実で、しかもそんな要望を持っている人は決して少なくありません。

ということでこのページでは、旦那(妻)の過去・昔の浮気を調査することができるのかについて詳しく解説していきます。

いくらプロでも過去の浮気調査は基本的には難しい!

まずはじめに、旦那(妻)が過去に行っていた浮気調査は可能かどうかなのですが、これは「何年前の事なのか」や「具体的な相談内容」などによって、その難易度は大きく変わります。

たとえば「過去=数日前~数週間前程度」なら、現在進行形で不倫関係が続いている可能性が高いので問題なく実現可能でしょう。

しかし数年前のことになると話は別で、いくら熟練・腕利きのプロが全力で調査したとしても、依頼者が100%満足するような結果を出すのは非常に難しい、というのが率直な意見です。

答えは簡単で、過去に行われていた不貞行為の決定的な証拠(ラブホの出入り写真・映像など)を掴むこと自体が、まず不可能だからです。

どんなに優秀な調査員であっても、タイムマシンで過去に戻ることはできませんので。

探偵・興信所は法律によってできる事が決められている

そして探偵や興信所の浮気調査というのは、2007年の施行された「探偵業法」という法律によってできる事が決まっています。

具体的には「尾行」、「張り込み」、「聞き込み」という方法を使って対象者の行動を調べることが許可されています。

つまりそれ以外は一般人と何ら変わりなく、探偵だからといって特別な権限を持っているわけでもありません。

なので警察が行うような、ホテル・お店・駅構内などの監視カメラに映っている過去の映像などを、証拠として挙げてくることも当然できません。

また対象者の携帯・スマホ・パソコンなどから、以前に行われていた不貞行為の情報(性行為が確認できる画像や動画、肉体関係があることを把握できるメールなど)を強制的に抜き出して調べるなども無理です。

ということで旦那(妻)の数年前の不倫関係や浮気の疑惑について、もし離婚調停や裁判で正式に認められるレベルの証拠を掴みたいという事が希望なら、依頼の時点で断られたり、困難な事を前提として引き受ける感じになるでしょう。

ただし下でも解説していますが、「以前に関係のあった異性と別れたと言いながら、実は今も続いている」などのようなケースであれば、調査する価値はあるでしょう。

身辺調査の一環として調べることは可能

上で解説したように、探偵を雇っても時間を遡ることはできないので、「3年前に不倫相手とラブホテルに入っていく写真や動画」を撮ることは不可能です。

では完全に過去の浮気調査は無理なのかというとそうではなく、特定人物の以前の経歴や履歴を調べていく「身辺調査の一環」として、

  • 対象者の過去の状況
  • 過去にあった不倫の事実関係の確認
  • 付き合いのあった異性、浮気相手の情報

などのことを探偵や興信所の調査によって手に入れられるケースがあり、実際にこのような依頼をする方も少なくありません。

このような依頼の仕方は通常よりも時間がかかりますし、それだけ費用も高額になる可能性が高いです。

しかしにそれでも依頼する人の気持ちとしては、

  • 今後の保険として確実な情報を集めたい(将来離婚になった場合の慰謝料請求の材料、家庭生活をおくる上で自分に有利な状況を作りたい)
  • パートナーの言っていることが本当かどうか知りたい
  • さらに隠している事実はないか確認したい
  • 今も不倫関係が継続していないかどうか確認したい
  • 不倫相手の情報を集めたい(相手にくぎを刺したい、実際に会って話がしたい、慰謝料を請求したい)
  • 過去の事だし1度は許したけど、やっぱり許せないので慰謝料取って離婚したい
  • ずっと我慢してきたけど精神的にモヤモヤするので、とにかく真実を知ることでスッキリしたい

などのような理由が主となり、やはりお金では補うことができない感情的な部分で依頼する方が多いです。

探偵の身辺調査はどのようにして行われるのか?

身辺調査というのは、対象者の交友関係を調べたり、周辺にいる(いた)人物や関係者に聞き込みを行って証言をとっていきながら、人生の経歴や履歴を調べていくという調査です。

ただしこの調査は、探偵や興信所が扱っている仕事の中でも特に難易度が高いです。

なので最初の相談や打ち合わせ段階で、依頼者側からある程度の情報提供がなければ、有力な情報を得ることはハッキリ言って難しいです。

つまり「過去に挙動がおかしかった」、「何となく怪しかった」程度で依頼すると、お金や時間が無駄になるだけで、ほとんど意味のない結果になると予想できます。

ですので今回のテーマである、過去の浮気調査においては、

  • 旦那(妻)の口から過去に浮気をしていた事実を認めている
  • または確定ではないが、浮気に関して確かな情報や証拠を自分の力で見付けている

というのが前提条件になるでしょう。

さらに不倫関係にあった具体的な時期、相手の名前、電話番号、勤務先などのような情報があればあるほど、手がかりを得やすくなるのは間違いありません。

現在進行形で浮気が続いていた場合

旦那(妻)が過去に浮気を認めたけど、「もう終わったこと」「付き合いは完全に解消した」と言っていたがそれは嘘で、実はまだズルズルと関係が続いているいうのはよくある話。

お互いが了承済みの遊びの関係であれば別ですが、相手に対しての思い・愛情・執着が強ければ強いほど、そう簡単に縁を切ることはできないものです。

探偵や興信所にパートナーに関する昔の浮気調査のつもりで依頼したら、その相手とまだ別れておらず、「現在進行形で不貞行為が行われていた」という報告結果が出てくるパターンは少なくありません。

このページでは一貫して、「過去の浮気調査は難しい」と説明してきましたが、実際にはこういうケースも存在します。

なのである程度の費用と時間がかかることを前提として、「昔の男(女)とまだ続いているんじゃないか?」という強い疑いがあるなら、依頼してみる価値はあるでしょう。

慰謝料の請求には時効があるので注意して下さい!

上で書いたような、現在進行形で不倫が継続していたケースの注意点として、慰謝料の請求には時効があるということ。

そしてその期限は、不貞行為の事実が発覚してから3年以内と定められています。

つまり3年以上の時間が経過して時効が成立すると、慰謝料の支払い義務自体が消滅してしまうのです。

そうなると加害者側が支払い意思を見せない限り、一切お金を受け取ることはできません。

ここでこの件に関して、当てはまりそうなモデルケースを以下に紹介しておきます。

以前、疑わしい行動をとっていたパートナーを問い詰めたら浮気を自白した。

しかしその時は自分も離婚を望んでいなかったし、旦那(妻)も「別れた」とか「二度としない」と言っていたので、ハッキリしたことはうやむやのままに終わり、それ以上追い込むようなこともしなかった。

その後も離婚せず夫婦関係は継続したが、ある日我慢ができなくなって探偵に依頼したら、不倫関係はずっと続いていることが発覚した。


たとえばこういうケースです。

この場合、パートナーが浮気を自白した段階で時効がスタートしていますので、それから3年以上が経ってしまうと慰謝料の請求ができなくなってしまいます。

つまり調査の結果によって、離婚するにせよ再構築して婚姻関係を続けるにせよ、旦那(妻)・不倫相手から慰謝料を取るつもりなら、3年が経過する前に具体的な行動を起こさないといけません。

なので昔の浮気が今も続いているという確信や、ある程度の証拠を自分で掴んでいるのであれば、クヨクヨ悩んでいる暇はなくすぐに行動に移す必要があるでしょう。

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